ミツクラのマッシュルームについて - Mitsukura's Mushroom

ひと粒に、おいしさを。~ミツクラマッシュルームの味わい~

見た目のかわいさが特徴的なマッシュルーム。でも実は、味の方も、「うまみ」に優れたキノコなんです。本場のヨーロッパでは、料理のなかで日本で言う「だし」の材料に使われるほど。だから私たちは、手間ひまを掛けながら、本来の味わいを最大限に楽しめるマッシュルームづくりを大切にしています。

おいしいマッシュルームのための、ミツクラのこだわりどころ。

こだわり1 思わず驚く!旨みが詰まった濃い味わい。ミツクラ独自の栽培方法で、味の良さと薫りを追求しています。

こだわり2 食感だって格別。「シャキッ」「ホクッ」とした歯ごたえと舌ざわりをお楽しみください。

こだわり3 ひとの手で摘んで、新鮮なうちに出荷。栽培に際し、農薬は一切使用していません。どうぞ、生でもお召し上がりください。

つくり手づくり。 ~牛窓の人と自然とともに~

実はマッシュルームの栽培方法は、他のキノコと大きく違って、栽培の各ステップごとに、細かく手間をかける必要があります。ですから、おいしく育てるためには、作り手の細かな努力と情熱が不可欠なのです。1年365日、努力を惜しまない熱い作り手たちを、各製造段階のご説明とともにご紹介します。

1.堆肥製造 : 暑い日も寒い日も、藁の発酵と向き合う日々。マッシュルームづくりの、大切な出発点。

マッシュルームが育つ菌床となる、大切な堆肥。だから、自社内で生産しています。厳選した麦藁・国産稲藁など原料をブレンドし、約3週間熟成。もうもうと湯気を出す堆肥に触れながら、匂いを嗅きながら。発酵具合を五感で確かめつつ、大量の堆肥をかき混ぜて調整。経験も体力も必要な責任重大な仕事です。

出来が悪い!って言われないかな… 出来がよすぎてプレッシャーだわ…

2.後発酵 : 堆肥を、いかにベストな培地へ変えるか。いろんなデータを見ながら、模索する。

マッシュルームが育つ培地のためには、マッシュルームのもととなる菌だけでなく、いっしょに活きる共生菌の住みやすさ・働きやすさが大切。細かな温度変化などのデータと向き合いながら、担当者がこれまでの経験と知識をフル回転し、発酵を進めていきます。

よし! 後は若いもんに任せた! 任せときんちゃい!

3.植菌 : マッシュルームの種菌を植え付ける作業。ここにも、「ミツクラならでは」が活きてます。

マッシュルームの種菌にも、世界にさまざまな種類があるんです。育てるのに少々手間が掛かっても、味の濃さに優れた種菌を採用しています。種菌を植えつけた後は、ピートモスという保水能力の高いミズゴケで、表面を覆土。このさじ加減も、キノコ好みの湿った土壌を再現する、ノウハウの塊だったりもします。

どやっ! 大切に育ててあげるわね。

4.栽培 : じっくりと、しっかりと、育つ姿に向き合う。マッシュルームづくりの醍醐味がココに。

約1ヶ月もの期間をかけて。ミツクラの栽培の選任担当者は、マッシュルームの生育ハウスの温度や湿度を、細かに、時には大胆に調整します。というのも、夏から秋の季節の移ろいのような環境変化が、マッシュルームが大きく育つ鍵となるからです。この調整の幅は、ほぼ毎回毎回、状況次第で変化。まるで本当のわが子を育てるように、愛情を持って、真剣に向き合います。

そんな、大げさな…。 立派に大きくなるのよ~(涙)

5.収穫 : 一つ一つを、ひとの手で摘んでいく。そこには、熟練の技があります。

菌床いっぱい、はみ出んばかりにマッシュルームが育ったら、いよいよ収穫です。ひとつひとつ手積みするたいへんな作業には、牛窓を中心とする多くの地元のお母さんたちにご協力をいただいています。どうすればマッシュルームをキレイに傷つけることなく摘めるかなど、皆さんで自主的に教えあって和気あいあいと頑張ってらっしゃる光景を見るたびに、牛窓の人柄に感謝の気持ちでいっぱいになります。

摘みすぎたわぁ! うわっ!

6.梱包・出荷 : 軽く土を払って、洗わずにパック。全国にフレッシュなマッシュルームを送り出す。

大切に育て収穫したマッシュルームを、採れたての品質のままお届けしたい。風味が大幅に落ちる水洗いはせず、軽く土を払うだけでパッキング。だから、生でもフレッシュな味わいを楽しめる新鮮さをキープできるのです。異物が入っていないかなど、パッケージひとつひとつを入念にチェックしています。

そして、皆さんの食卓へ。 行ってらっしゃ~い

最初の堆肥製造から出荷まで、およそ2カ月の長い道のり。その間ずっと、作り手みんなが一丸となって、大切に育てています。店頭でミツクラのマッシュルームを見かけたら、そんな私たちの存在を思い出していただけたら、うれしいです。

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